夏空の風物詩といえば、入道雲と夕立。雨に打たれて湿気を帯びた土が太陽の陽射しで温められ熱を発することを「土熱れ(つちいきれ)」と呼びます。
俳句にも登場する晩夏の季語「溽暑」は、まさに高温多湿で蒸し暑くなる日本の夏を表現する言葉のひとつ。うだるような暑さが、四季という季節の流れを肌で体感できるというものです。
土潤溽暑 = つちうるおうてむしあつし
七十二候「土潤溽暑」は、つちうるおうてむしあつしと読みます。
二十四節気:大暑
七十二候:土潤溽暑
時期:7月27日~8月1日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
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